サイバー大学
場所も時間も問わないインターネット授業
資格取得の通信講座などでインターネットによるeラーニング学習が増えているが、規制緩和やブロードバンド環境の整備・普及により、高等教育においても
インターネットを活用した授業が重視される時代である。
八洲(やしま)学園大学は、社会人を対象として、通学せずにインターネットによる授業のみで、学士の資格を得ることが可能となる日本初のeラーニング大学(サイバー大学)として2004年に誕生した。「家庭をマナブ、家庭でマナブ」をキャッチフレーズに、生涯学習学部の中に「家庭教育課程」と「人間開発教育課程」の2つの課程を設置している。
家庭教育課程では、少年非行や現代の社会病理、週5日制、企業と家族、カウンセリングといった家庭に伴う諸問題を掘り下げて考え、あわせて歴史、心理、法律等、教育とは切り離せないフィールドも学びながら、『家庭教育学』を修得する。また、人間開発教育課程では、生涯学習社会の理念・意義に対する理解を深めながら、その学習成果を社会の中で活かし、さらに人材開発に貢献できる能力を育成するとのことで、年間授業料は20万円台。ウェブサイトでは、授業やテキストのサンプル、その他詳細な情報が丁寧に紹介されている。
ソフトバンクグループもサイバー大学の開設を目指す
一方、かのソフトバンクグループでも、地元福岡の企業と協力して「サイバー大学」の設立を計画中。元早稲田大学教授の吉村作治氏を学長予定者として、IT総合学部と世界遺産学部の2学部の設置を予定している。
IT総合学部はコンピュータとインターネットを中心とする理解、さらに応用・発展の学修を行う中で、IT分野において総合的視野を持った人材育成を目的とし、世界遺産学部は、日本・アジアをはじめ世界の有形・無形遺産の保存と活用、文化財の観光関連産業への活用等に貢献できる人材の育成を目的とするそうだ。現在、文部科学省に設置認可申請中で、順調にいけば2007年4月開学となる。
八州(やしま)学園大学の学生数は、600人の定員に対し現在まだ割り込んでいるようだが、徐々に増えている模様。
大学教育における本格的なeラーニング活用はまだ緒についたばかりだが、インターネット技術の進展とともに、よりインタラクティブな授業展開が期待されるなど、今後可能性が広がっていくことは間違いない。
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