放送大学
300にも及ぶバラエティー豊かな開設科目
放送大学は、テレビ・ラジオの放送によって授業を行う学校教育法上の正規の大学として、昭和58年に設立され、60年より放送授業を開始した。生涯学習の意義が強調される中、
主に社会人を対象として大学教育の機会を提供すると同時に、高等学校卒業者に対しても、新しい高等教育システムのひとつとして、大学進学の機会を保障する役割を担ってきた。
学ぶ形態はさまざまあるが、主に大学卒業を目指す「全科履修生」の在学生数は現在6万人弱というから、その数はマンモス大学をも凌駕している。
放送大学の設置学部は「教養学部」で、学部名だけとらえるといささか古典的な印象を受けるが、「生活科学」「産業・社会」「人文・自然」の3コースと「生活と福祉」「発達と教育」「社会と経済」「産業と技術」「人間の探求」「自然の理解」の6専攻で構成され、豊かな教養を培うとともに、実生活に即した専門的学習を深めることを目的としてカリキュラムが編成されている。
設置科目数は300科目にも及び、「外国語」「哲学」「政治学」「数学」「物理学」等、学問の王道ともいえる授業科目の他、例えば「若者の科学離れを考える」、「家族のストレスとサポート」、「老年期の心理と病理」、「日本列島の地球科学」等、現代的な課題を具体的に取り上げ、学んだ知識を即座に家庭や職場などの実生活で活かすことができそうな魅力的なテーマが多数開設されている。
面接授業や卒業研究も
全科履修生の場合、放送による授業のほか、地域各所にある放送大学の学習センター等で行われる面接授業(スクーリング)を20単位以上修得することが義務づけられている。また、体育実技の履修も希望すれば受講でき、さらに卒業研究(選択科目)という各専攻の教員から直接指導を受ける機会も設けられている。
放送大学では、全科履修生として学ぶ場合の毎週の学習量の目安として、45分の放送授業の視聴を6〜7回程度、教材による自習を45〜60ページ程度としているが、在学は10年間まで可能で、自分の状況に合わせて、マイペースの学習ができるのがなんといっても魅力だ。
学生募集
放送大学の学生の種類は、@全科履修生A選科履修生B科目履修生に分かれる。全科履修生とは、4年以上在学して124単位以上を取得した上で卒業を目指すもので、学士の学位(大学卒の学歴)を得るため、あるいは特定領域とともに、周辺分野やその他関連知識も含めて総合的・本格的に学びたい場合の履修形態といえる。選科履修生と科目履修生は、いずれも興味ある1科目ないし数科目の授業科目を選択する履修方法で、在学期間が異なる。
選科履修生、科目履修生として取得した単位は、大学評価・学位授与機構の学位授与認定審査における積み上げ単位ともなる。
| 全科履修生 | 専攻に属しながら124単位以上を修得した上で卒業を目指す。在学期間は4年以上10年以内 |
|---|---|
| 選科履修生 | 希望する1科目ないし数科目の授業を選択、履修する。在学期間は1年間(2学期間) |
| 科目履修生 | 希望する1科目ないし数科目の授業を選択、履修する。在学期間は半年間(1学期間) |
選科履修生あるいは科目履修生として学んだ後に、向学心が募って、全科履修にチャレンジするケースも多いようだ。その場合、選科生、科目生として取得済みの単位が卒業要件にカウントされ、取得済み単位数によって、卒業までの在学年数を短縮することも可能。
募集の概要
放送大学は、4〜9月と10〜3月の2学期制で、募集も年2回行われている。入学者は書類選考によって行われ、入学試験は実施されない。
| 入学資格 |
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|---|---|
| 出願期間 |
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| 選考方法 | 書類選考(出願票・卒業証明書等による) |
| 学費 | (2005年度)
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