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SFX技術を駆使した映画『スパイダーマン3』がヒットしている。
平凡な高校生ピーター・パーカー(トビー・マグワイア)は、ある日課外授業で訪れた研究所で、遺伝子を組み替えた「スーパースパイダー」に刺されたことによって、超人的な力を獲得する。しかしその後、自分のうかつな行動が原因で最愛の叔父を死なせてしまう。自責の念にさいなまれながらも、その叔父のことば‘With great power comes great responsibility. ’ (大いなる力には大いなる責任が伴う)を胸に秘め、世を救うために生きることを決意するのがシリーズ第1作。
第2作では、スパイダーマンとして生きる運命と責任の重さに苦悩した。シリーズ3でも、邪悪な心に支配されたブラック・スパイダーマンになりかけ、恋人メリー・ジェーン(MJ=キルスティン・ダンスト)とのすれちがいが生じて思い悩む。最後には自分を取り戻し、窮地のMJを救い、正体を明かして彼女と共に生きることを誓うのだが、スパイダーマンは常に自らの生き方に葛藤を続けるスーパーヒーローである。
スパイダーマンは、アメリカのマーヴル・コミックスのスタン・リーとスティーブ・ディッコが生みの親となって、1962年に誕生した。以後マイナーチェンジを伴いながら、40年以上たった今も変わらぬ人気を誇っている。日本でも、池上遼一の作によって『別冊少年マガジン』に連載されたり、実写版アニメでテレビ放映されたりした。
スパイダーマン以外にも、「スーパーマン」「バットマン」「ハルク」などアメリカのコミック誌から誕生したキャラクター
が、映画化・テレビシリーズ化され人気を博してきた。アメリカンコミックといえば、こうしたスーパーヒーローものの印象が強いが、それだけではなく、ギャグマンガ、政治風刺漫画、グラフィック・ノベルと呼ばれる本格的な文学的コミックスなど多様な作品が生み出され、日本のマンガとはまた一味違う個性が横溢している。
アート・スピーゲルマンの『マウス』は、第2次世界大戦時における父親のアウシュビッツ収容所での体験を描いてベストセラーになったコミックで、1992年にピューリッツアー賞を受賞した。
ロベルト・ベニーニが監督・主演を務め、カンヌ映画祭で審査員グランプリ、さらにアカデミー賞主演男優賞等を受賞したイタリア映画の感動作『ライフ・イズ・ビューティフル』は、この『マウス』に触発されて製作されたのだという。ただし、スピーゲルマンはこの映画について、「歴史が矮小化されている」と非難している。
東海林さだおが描くようなサラリーマンマンガのアメコミ版といえるのが、『ディルバート』。コンピュータ・エンジニアでさえない中年男性のディルバートが、無能な上司や癖のある同僚たちに囲まれながら、マイペースを貫いている。登場人物が皆とぼけた味を出して思わず笑ってしまう。
作者のスコット・アダムスは、カリフォルニア大学バークレー校でMBA取得後、金融や通信関係の大企業に17年間勤務していたが、脱サラしてコミック作家になったという異色の経歴。売れない時期が続き、漫画家を断念しかけたところで、『ディルバート』が世界中でブレークした。体験に基づいたアメリカのオフィス文化や職場の人間関係に対する風刺が痛烈だ。
▼内容(「MARC」データベースより):57カ国、1900以上の新聞・雑誌で連載されるコミック『ディルバート』の対訳版。アホな上司とどのように付き合えばよいか? 無駄な会議をどうやりすごすか? タフなビジネス社会を生き抜くディルバートのサバイバル術。■言語 英語▼アマゾンレビューおすすめ度の平均:
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