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京都観光・文化検定試験(京都検定)

太平洋戦争と京都

「千年の都」京都は、いわずと知れた日本が世界に誇る観光地で、「清水寺」や「二条城」など寺社及び城17件が、「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されている。年間に訪れる観光客数は4,700万人以上にのぼり、2005年にはNHK大河ドラマ「義経」が放映されたこともあり、いっそう京都の町並みが脚光を浴びることとなった。

京都の歴史と文化遺産には、太平洋戦争時のアメリカも敬意を払い、その貴重な文化財を保護するために京都・奈良に爆撃を行わなかった、というのはよく知られた話である。

日本の古都はなぜ空襲を免れたか この話は、映画『インディ・ジョーンズシリーズ』の主人公のモデルともいわれる東洋美術研究家のランドン・ウォーナー博士が、当時のアメリカ大統領トルーマンに「京都、奈良、鎌倉を空爆の対象から外すよう」進言したために京都は惨禍を免れた、と戦後朝日新聞が報じたことによって人口に膾炙したものだ。ウォーナー博士は一躍京都文化の救い主として日本で英雄扱いを受け、法隆寺の境内には博士の供養塔が建てられているそうである。

しかしながら、博士自身はこの「美談」を否定しており、またその後、博士は東洋文化に造詣が深いがゆえに、単に戦時中、京都・奈良を含めて東洋地域の文化財リストを作成する軍の任にあたっていただけとの話も伝わっている。

その真相はともかくとして、原爆投下の候補地になっていたともいわれる京都が、決定的な戦火に遭遇しなかったことは、まことに幸いだったといえる。

京都観光・文化検定試験の概要

京都商工会議所が、より質の高い国際文化観光都市を目指して、文化や歴史の敬称、観光の振興や人材育成を図る目的で実施しているのが「京都観光・文化検定試験」(通称:京都検定)。

2003年にスタートしたばかりだが、京都ファンの間で瞬く間に話題を呼び、受験者が急増。また各地域で続々と「ご当地検定」が生まれる引き金となっている。

同会議所では、京都関連の各種セミナーや合格者のブラッシュアップ研修を開催するなど、単に「マニアのための検定試験」にとどめず、「京都文化振興の担い手」を育てるという意気込みがうかがえる。

受験資格

制限なし。ただし1級受験は2級合格者に限る。

試験日程

●試験日:12月上旬 ●申込期間:10月上旬〜11月上旬 ●結果通知:1月下旬

試験内容

出題範囲は、歴史、史跡、神社、寺院、建築、庭園、美術、伝統工芸、伝統文化、花街、祭と行事、京料理、京菓子、ならわし、ことばと伝説、地名、自然、観光学等。京都に関すること全般

1級

試験時間90分。記述(語句・穴埋め)式。問題数50問以内および小論文式問題。京都の歴史・文化などについて高度な知識レベルが問われる(公式テキストに準拠して出題)。
80%以上の正解をもって合格とする。

2級

試験時間90分。択一式・マークシート方式。問題数100問以内。京都の歴史・文化などについてやや高度な知識レベル(公式テキスト内から70%以上を出題)。
70%以上の正解をもって合格とする。

3級

試験時間90分。択一式・マークシート方式。問題数100問以内。京都の歴史・文化などについて基本的な知識レベル (公式テキスト内から90%以上を出題)
70%以上の正解をもって合格とする。

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