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歴史能力検定(歴検)

歴史好きだったナポレオン

ナポレオン=ボナパルトは、学校時代、成績は芳しくなかったものの歴史の勉強は好きで、プルタルコスの『英雄伝 』やカエサルの『ガリア戦記 』を読みふけっていたという。エジプト遠征の際、「兵士らよ、このピラミッドの上から、4千年の歴史が諸君を見下ろしている」ということばで部隊を鼓舞したのは有名だが、この侵略の最中、ナポレオン軍は古代エジプト史を解き明かす『ロゼッタ・ストーン』を発見し、持ち帰った。ナポレオンが“歴史好き”でなかったならば、その黒い玄武岩の石碑は、永遠に葬り去られていたかもしれない。

政治家や企業の経営者などでも、歴史に造詣の深い人が多い。厳しい政治や経済の世界で勝ち抜いていくために、過去の歴史から学ぶものも大きいのに違いない。

別に処世のためでなくとも、歴史の勉強は楽しい。たとえば国内、国外の名所旧跡を訪ねるにしても、関係する歴史的背景をあらかじめひもといておくと、旅の興趣は大いに増すものだ。

歴史能力検定(歴検)の概要

教養としての歴史=日本史・世界史の知識を幅広く問う検定試験として、「歴史能力検定(通称:歴検)」がある。1997年に歴史能力検定協会が開始したもので、地球レベルの判断と行動が求められる現代に必須の「歴史認識」を磨き、地球を支える人材の輩出を期待することを目指している。

学校で学ぶ歴史内容を中心に、国内外で起こっているさまざまな事柄の歴史的背景や、歴史物のテレビ・小説などでおなじみの出来事などが出題される。歴史知識に自信ある向きには、腕試しとして格好の検定試験といえそうだ。

1級から5級まであり、5級が一番やさしく小学校修了程度の基本的な日本史の問題が出される。3級以上は、日本史・世界史それぞれ別個の試験で、両方を受験することも、1科目だけ受験することも可能だ。1級は、これまでの合格率が1%にも満たないという超難関試験となっているが、1級に3回以上合格した人は「歴検修士」、5回以上合格した人は「歴検博士」の称号が与えられる。また、「1級日本史」または「2級日本史」の合格者は、通訳案内士試験の筆記試験科目「日本歴史」が免除される。

サイトでは2級から4級までの出題例が掲載されている(2001年度のもので、いささか古い)が、高校や大学の入試問題のような感じだ。

受験資格

制限なし

試験日程

前期

●試験日:7月上旬の日曜日 ●申込期間:4月上旬〜5月下旬 ●結果通知:試験日より約2ヵ月後

後期

●試験日:12月上旬の日曜日 ●申込期間:9月上旬〜10月下旬 ●結果通知:試験日より約2ヵ月後

申込みは公式ホームページ、書店またはセプンイレブンから可能

試験内容

いずれも正答率60%以上が合格の目安。

1級

日本史・世界史。年1回12月のみ実施。4肢択一問題をはじめ、記述・論述問題・30問・50分。学校での学習にとらわれない広い範囲から出題される。

2級

日本史・世界史。4肢択一問題と記述問題・50問・50分。出題されるテーマは高校で学ぶ程度だが 比較的高度な歴史知識が要求される。

3級

日本史・世界史。4肢択一問題・50問・50分。高校で学ぶ基礎的な歴史知識を問う。

4級

歴史基本。4肢択一問題・50問・50分。日本史と世界史を一つにした試験で、中学生程度の知識を問う歴史の常識問題。

5級

歴史入門。3肢択一問題・40問・50分。小学校修了程度の基本的な日本史の問題が出題される。

ホームページ

歴史能力検定協会

歴史能力検定(歴検)協会