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ラリー・キング・ライブ

旬の話題と人物をいち早く取り上げる

CNN(Cable News Network)は、アメリカケーブルテレビのチャンネルのひとつで、24時間ニュース配信を中心とした番組編成で有名だ。1991年の湾岸戦争時、現地から迫真の映像とリポートをリアルタイムに流し続けたことで、不動の人気を獲得した。日本ではケーブルテレビやCSデジタル放送(スカイパーフェクTV!等)を通じて、日本向け「CNNj」として視聴することができる(視聴方法は運営元JCTVウェブサイトを参照)。

CNNjでは全番組が、日本語と英語の二カ国語放送で配信されており、最新の時事ニュースを現地映像とともに生放送で、ネイティブ・スピーカーの活きた(容赦ない機関銃のような)英語によって聞くことができ、中級以上の英語学習者にとっては、格好のリスニングアイテムといえる。

Why I Love Baseball アンダーソン・クーパーポーラ・ザーンルー・ダブスなど看板キャスターが、さまざまなニュースを違った切り口で伝えているが、こうした中にあって異彩を放っているのが、60分のトークショー『ラリー・キング・ライブ』(月〜日:午前10:00〜11:00、再放送―火〜土:午前0:00〜1:00 ※日本時間)。ゲストへのインタビューや討論の内容が米国内世論を左右するとも言われるほどのメジャー番組である。

番組ホストのラリー・キングは1933年生まれ。「トークの帝王」と呼ばれ、アメリカでもっとも有名なアンカーマンのひとりで、上着を脱いだサスペンダー姿がトレードマーク。もともとラジオ番組を中心に活躍していたが、1985年にCNNでトークショーを開始する。

大物政治家や有名芸能人、その時々の渦中の人物をゲストとしてスタジオに招きインタビュー。時に対立する立場同士の者を招いて、スタジオで論争させ、ラリーの穏やかながらも巧妙な進行の中で核心に迫り、さらに世界中の視聴者が電話を通じて意見を述べたり、質問できるという内容が人気を呼んでいる。

番組のトランスクリプトをウェブサイトから入手可能

また、アメリカでは一種猟奇的というか奇怪ともいうべき事件が発生し、話題になることがあるが(最近の日本でも同様かもしれないが)、そうした事件の被害者や加害者親族、さらに検察側、弁護側の当事者が番組に出演して、生々しい告白や激しい論争を行うのも見所だ。

一例として、日本ではほとんどニュースにならなかったが、先ごろアメリカでは、ウォーレン・ジェフスというモルモン教一派の教祖が、未成年の少女を含む40人もの女性を妻に迎え、ユタ州の一角に異様なコミュニティーを形成していることがスキャンダラスに報道された。

ジェフスは、性的虐待等の罪で指名手配を受け、2006年8月末に逃亡中のところを逮捕されたが、『ラリー・キング・ライブ』では、指名手配の直後、このコミュニティーでむりやりジェフスの妻にされ、最終的に逃れ出た少女がジェフスを糾弾する様子や、逆にジェフスを擁護する女性や関係者が登場し、論戦を繰り広げていた。

内容が面白いとつい日本語音声に切り替えがちだが、CNNではトランスクリプト・サービスというものが用意されていて、番組内容の放送原稿(英語)を、CNN.comのウェブサイトで取り出すこともできる。『ラリー・キング・ライブ』のトランスクリプトもほぼ放送翌日には見ることができる。

ラリー・キング・ライブ